
今回、重度訪問介護従業者養成研修(総合課程)を受講しました。普段はヘルパーとして、主に知的障害者の方の移動支援に携わっていますが、地域で支援を行う中で肢体不自由の身体障害者の方や、精神障害者の方の居宅介護に関わる機会が増えてきています。これまでとは支援の内容や関わり方が大きく異なる場面が増えてきたことから、自分自身のスキルアップのため本研修を受講しました。
移動支援も一つひとつの咄嗟の判断に責任が伴う大切な支援ですが、重度訪問介護では居宅での生活全体に深く関わることになり、より幅広い視点と専門性が求められます。研修を通して、利用者の日常生活を支えることの重みを改めて認識しました。
研修では喀痰吸引の基礎知識や注意点、感染予防、緊急時の対応に加え、ベッドから車椅子への体位変換やボディメカニクスについて学びました。実技を交えた内容を通して、利用者の安全を守ることと同時に、支援者自身の身体を守ることの重要性を学び、日々の支援を継続していく上で欠かせない視点であると改めて感じました。
特に印象に残ったのは脳性麻痺のある利用者であり講師でもある方の講義です。「ヘルパーは対価をもらって仕事をしている以上、プロ意識を持ってほしい」「これは仕事であって奉仕ではない」という言葉は心に残り、普段の自分の関わりを見直すきっかけとなりました。これまで利用者との関係性が深まる中で、自分自身が近くなり過ぎてしまう傾向がありましたが、その関係性を大切にしながらも支援者としての立場とプロ意識を持って関わっていくことの重要性を改めて考えるようになりました。
今回の研修を通して重度訪問介護は責任の重い支援であると同時に、利用者の生活を支えるやりがいのある仕事であると実感しました。今後は学び続ける姿勢を大切にしながら、利用者に安心してもらえる支援が行えるよう一つひとつの関わりを丁寧に積み重ねていきたいです。