クリスマス会をしました

共同生活援助事業所わらび 生活支援員 田内伸一

 12月21日と23日、わらび食堂で日中活動とグループホームのクリスマス会が開催されました。

日中活動のクリスマス会:

 参加者は少人数ずつ食堂に入り、カフェテリア形式で飲み物を選びました。自分で「コーヒーブラック」と注文できる方もいれば、スタッフの支援を受けながらメニューの写真を見て選ぶ方もみえました。また、焼き菓子や差し入れのアイスクリームを楽しむ中で、自分で選んだはずのアイスクリームに「これじゃない」という反応を示す方も見えましたが、こうした体験が自分で選ぶ・意思を伝えるという経験に繋がっていくと良いと期待しています。

グループホームのクリスマス会:

 ホーム全利用者とスタッフが集まり、テーブルビュッフェスタイルで夕食を楽しみました。メニューには唐揚げやピザ、和來の特製いなり寿司などが並び、皆が満腹になるまで食べることができました。サンタさんからのプレゼント配布では、利用者の笑顔が溢れ、最後には冬の花火大会を楽しみました。花火が怖い方は食堂の窓から観賞し、冬の花火の美しさを堪能しました。「嫌になったらホームに戻ってもいいよ」というスタンスでしたが、ほとんどの方が最後まで楽しんでみえました。イベントは「いつもと違う」ため、不安を感じる利用者もいますが、楽しむことができるように環境や伝え方に工夫をしています。今後も多くの楽しい経験を提供していきたいと考えています。

「支える人を支える」ために

生活支援員・衛生管理者 菅原圭佑

 突然ですが、みなさんは「衛生管理者」という職務をご存知でしょうか?

 衛生管理者とは労働者の健康や安全を守るために衛生管理を行う専門職です。私は日々利用者支援に従事しながら、衛生管理者としての職務も担っています。

 衛生管理者の業務は多岐に渡りますが、今回は「職場巡視」についてご紹介します。職場巡視とは、定期的に職場内を巡回し、危険箇所や業務上不便なところがないかを確認し、改善を促すことや助言をする業務です。最近は自然災害が多く、当施設のある愛知県でも南海トラフ地震発生が懸念されているため「もし今地震が起きたら」と想像しながら巡視をしています。建物自体の異状や家具等の固定状況、導線上に物がないかなどの確認は特に気を付けています。また、職場環境等を確認し、備品の新調をはじめとした業務効率化の提案なども行っています。もちろん、私の視点だけではなく、実際に働いている現場職員の意見を聞き状況確認を行うよう心がけています。

 私は日々の利用者支援と同様に、衛生管理者としての仕事もやりがいを持って取り組んでいます。当施設の職員は、誰もが責任感が強く利用者さん思いです。しかし、その反面自身を顧みず、相手を優先してしまいがちなところもあるように感じています。「誰かのために」という精神は素敵なことだと思いますが、私は「いい支援」は「自身の心身の健康」の上に成り立つものであり、「自己犠牲」であってはならないと思っています。そうならないためにも、職員の健康や現場の状況を把握し、より安全で働きやすい職場環境を目指していきたいです。至らぬところも多々ありますが、これからも「支える人を支える」ため日々の業務に邁進していきます。

職場環境の改善とは

共同生活援助事業所わらび 管理者 重松朋博

 先々月、愛知県社会福祉協議会が主催する「福祉・介護の職場環境改善研修」に幹部職員が参加しました。福祉・介護分野の職業は、職場環境が厳しいイメージが先行していることもあり、人材難に陥って久しいです。そんな状況を受け、職員が生きがいをもって意欲的に楽しく働き続けることができる職場環境構築のために企画された研修です。「働き方改革」「外国人人材の登用」「ICT(情報通信技術)の導入」「イメージ戦略」等のそれぞれのテーマ別で講師が講演され、会場でのワークで「基本目標」を設定し、その目標を事業所に持ち帰り協議して計画を作成し、後日その進捗を報告していくといった内容でした。

 わたしはICT導入など複数のテーマに参加しましたが、テーマは違っても要点は同じでした。まず業務現状を整理し、業務として何を一番大事にするかを意識しながら、何を効率化、省力化したいのかを明確にすることが肝要とのことでした。自分の経験からも福祉現場での傾向として、社会で必要不可欠な仕事なのだから、必要な時には仕事優先になって仕方がないというものがあるように思います。そのような傾向も、やむを得ず事実である部分が多いのですが、この研修を受け、必要な時に無理なく仕事に取り組める仕組みに最大限なっているかは、それ以上に重要だと感じました。働き方の見直しや業務の効率化、省力化に尽力を十分にせず、職員にその負担を強いては、人材確保の面で、この業界の未来はないとあらためて感じました。

 まだ整理し始めたばかりですが、法人での事業のみならず、この業界の安定持続できる業務スタイルの確立を目指し、尽力していこうと思います。

一泊旅行に行ってきました!

ヘルパーステーション笑の家 サービス提供責任者 近藤竜也

 11月14日~15日、21日~22日、28日~29日にわらびの恒例行事の一つである一泊旅行がありました。今年度は〝親子〟一泊旅行ではなく、〝わらび〟一泊旅行と名前を変え、ご家族の方達は自由参加という形とし、3班に分かれて三重県の伊勢市と鳥羽市に行ってきました。

 一日目はおかげ横丁で伊勢うどんや赤福を食べ、鳥羽水族館でアシカショーを楽しみ、鳥羽市の老舗旅館である戸田家に宿泊し、ゆっくりと温泉に浸かりながら、豪華な料理を堪能し、非日常のひとときを満喫しました。そして二日目は志摩スペイン村へ行き、アトラクションや店舗巡りなど沢山遊んで帰ってきました。

 私はわらびで勤めて十数年経ちますが、初めて参加者ではなく、旅行委員として参加しました。長年勤めていても分からないことだらけでしたが、普段はヘルパーステーションで働いている為、他の部署の職員と何かイベントを企画する機会は少なく、今回のように一つの目標に向かって取り組んでいくのは個人的にはとても楽しかったです。もちろん、部署の垣根を越えて一つのイベントを作り上げていくので大変な面もありましたが、とてもやりがいがあり、結果的にはチームワーク良く出来たと思います。

 普段行き慣れていない場所に利用者さん達を連れて行くのは少し緊張感がありますが、参加された皆さんがとても楽しそうな姿が見られて、旅行委員としてとても嬉しく思いました。旅行委員だけでなく、支えてくれた他のわらびのスタッフの皆さま、そして参加していただいた利用者の皆さま、ご家族の皆さまのおかげで無事に終えることができました。ありがとうございました。来年はどこに旅行に行くか楽しみに待っていてくださいね。