次のステージに向けて

障害福祉サービス事業所わらび サービス管理責任者 國澤 宏登

 現在日中活動では、生産活動を中心としたプログラムのなかに時々レクリエーションを取り入れ、利用者の皆さんが役割をもつなかでやりがいを感じながら、楽しく生活が送れるような活動の提供に努めています。今後については利用者の方の年齢が上がっていることに応じて、日中活動の在り方・活動内容も変化させていく必要があります。その次のステージに向け動こうとしている今、気になることもあります。

 あさみどりの風のスタッフ間には、利用者の方の想いに寄り添うことを大事にし、ひとり一人の意見や想いを尊重し合ったチーム支援が行えるような風土はあると感じています。それは良いことだと思っていますが、近頃(その風土を保たなければ)という思いが強すぎることでの遠慮や発言のしにくさを感じることがあります。私も正直なところ遠慮して言葉を飲むこともあります。お互いを想い合うことがいけないとは思ってはいませんが、利用者支援においては、必ずしも良いとはいえないこともあると感じています。

 スタッフが気を配るべきは利用者の方です。私たちスタッフの目標は「利用者の方々の幸せ」であり、気を使うべきは利用者の方々であることを忘れず、次のステージに向け進んでいきたいと思っています。そのためにも、現在あさみどりの風がもっている風土を大事にしつつ、自分たちは何ができるのか?ということを、皆でワクワクしながら意見を出し合えるチームへの成長を目指します。そして、利用者の方と共に「皆が幸せ」と感じる次のステージを築き上げていきたいです。