わらびの5つ目のグループホームである『風の家』は「風通しのいい家で、地域の人達がふらっと遊びに来られる地域交流ができるようなホーム」というコンセプトがありました。
みよし市社会福祉協議会主催の研修会で「地域に住んでいる高齢者の方達が自由に参加できるカフェのような場所があればいいよね。」といった意見があり、地域交流をしたいと思っていた私たちの想いと地域のニーズが重なり、風の家を利用した地域の高齢者の方達が自由に参加できる『わらびカフェ』が誕生しました。
〝主催〟は高齢者の方達の中心的な人物として信頼されているSさんが代表を務め、〝後援〟としてみよし市社会福祉協議会なかよし地域包括支援センターがバックアップし、〝協力〟としてあさみどりの風が場の提供とする形でスタートしました。
コロナ禍前に始まったわらびカフェは毎回沢山の高齢者の方達が集い、私たちスタッフも一緒になってコーヒーやわらびのクッキーを食べながら他愛もない話しをして楽しみました。話しをするだけでも十分楽しい時間でしたが、さらに発展させてボランティアを募り、ギターやピアノ演奏、マジシャンなどを呼んで月に1回の開催を続けました。
しかし、コロナが深刻化してくるとマスクを外しての交流がメインだったので、約3年間は風の家での開催は難しく、他の広い場所を紹介しましたが、地域の方達は「ここがいい」とコロナが明けるまで待っていてくださいました。
そして、今年度より久しぶりに再開し約半年が過ぎようとしています。今、わらびカフェは地域の高齢者の方達の集いの場ですが、ゆくゆくはわらびの利用者さんとも交流が持てるような仕掛け作りをしていきたいと考えています。これからも、わらびカフェでの交流が地域で支え合うきっかけ作りに繋がっていけば幸いです。