生活支援員 桑原 政裕
入社間もない頃、熊谷さんから「うちの法人は親との距離が近いのよ」と言われました。その時はまだその意味がよく分からなかったですが、新法人設立を機に発行された「わらびの途」を読み進める中で、今日までの40数年間で、職員、親御さんと公私ともに一緒になって、わらびを創ってきたことを知り、その言葉の意味を深く理解することが出来ました。フォーラムあさみどりの鼎談で、90歳近い親御さんが60歳の利用者さんと遠方へのドライブを続けている話題が挙がりました。それに対し、本人さんが楽しみしていることなので、続けたい親御さんの気持ちも分かるが、親御さんの高齢運転について心配だと言う意見がありました。確かにそうだなと思ったと同時に、何か引っかかるものを感じたので、その状況を自分になりに想像してみました。子どものためにやっている親御さんの嬉しそうな顔を見て、喜んでいる利用者さんの笑顔が浮かびました。この時間、何を「楽しい」と感じているのかな?もちろん、自分の想像なので真実は分かりませんが、何をもって楽しいと感じているかを知ることを丁寧に行い、あさみどりの風で出来ることをやっていきたいと思います。