わらびオータムフェス開催します!

 今年は防災体験を中心に開催します!

防災体験は9時30分より先着順です!(①総合受付にて受付)

フォーラムあさみどり研修報告

生活介護・就労継続支援B型 管理者 中野 悦子

 令和7年6月7日、東京第一ホテル錦にて、第18回フォーラム・あさみどりが開催されました。淑徳大学副学長の鈴木敏彦先生の「意思決定支援が紡ぐ障がい者福祉の未来」をテーマとした講演、「自己決定を支える家族と支援者のあり様を考える」という鼎談も行われました。その内容は、改めて自分たちの仕事の本来の意味を確認する機会となりました。

「意思決定支援」とは、障がいや認知症などにより、意思決定が困難な方々が、可能な限り自分で意思決定できるようにサポートするプロセスを指します。私たちは、日々その実践を繰り返しながら、ご本人方が自分の人生を主体的に送れるようサポートするという重要な役割を担っているといえます。

改めて、実践できているのだろうかと振り返ってみると、利用者の方を説得する場面や、過度に先回りしての段取り準備・・・一方的な対応が多くあるように感じます。長く付き合う中で得た理解が固定観念となり、意思を代弁しているつもりが支援者の価値観主導になってしまうことも多いように感じます。

私たちの仕事は、利用者の方一人ひとりが自らの人生を主体的に生きることをサポートすることです。日々の事象に目を向けがちですが、基本に立ち返り、その方が今までどのように暮らしてきたのかを知りたいと思っています。これからどのような人生を送りたいのかを、ご本人を中心にご本人を取り巻く方々と想像し、選択、体験、振り返りを繰り返しながら、これからの暮らしを創造していく支援を目指したいと感じました。今後、どのような具体的な取り組みが必要なのかをさらに深く考え、実践につながるイメージを明確にしていきたいと考えています。

自然を感じる1泊旅行

生活支援員 今津美穂

 今年度の宿泊旅行第2弾として、7月10日~11日と17日~18日の2班に分かれ、岐阜への1泊旅行へ行ってきました。                                

岐阜という共通の目的地でしたが、参加される方々の希望を聞き入れ、スケジュールを組むことで、2班それぞれに異なる旅でしたが、利用者さんの一人ひとりが楽しめる旅行となったように感じています。                          

10日~11日の班では、初日にロープウェーで岐阜城を訪れ、2日目に恵那峡遊覧船や恵那峡ワンダーランド、ストーンミュージアムを巡りました。一方、17日~18日の班では、初日は電車の中で食事が楽しめる寒天列車に乗り、岩村城下町散策、2日目には1班同様恵那峡遊覧船やストーンミュージアムを楽しみ、お土産巡りもしました。どちらの班も、観光地ではゆっくりとした時間を過ごし、ホテルでは豪華な夕食を堪能。希望者はその後、カラオケを楽しみました。

これまでの大人数旅行とは異なり、今回はスタッフを含めても12人という少人数グループでの旅行でした。少人数だったことで柔軟にスケジュールを調整でき、時間に追われることもなかったので、より観光を楽しむことができたと思います。

私はこれまで一支援者として旅行に参加していましたが、今回は旅行委員として新たな役割を担いました。一人ひとりが満足できるよう、どのようなプランが良いのか考えるのは難しさもありましたが、その分、普段は得られない貴重な経験ができ、とても楽しかったです。

AIを活用する支援~業務効率化に向けて~

牛迫 由梨

 現在、私は4法人合同の研修に参加しており、愛知県と沖縄県の事業所間で職員同士が交流しながら学んでいます。先日の研修では「何とかしたいをできそうに変える工夫」というテーマのもと、AIを活用して業務効率化に取り組んでいる事例を学びました。AI(人工知能)は、問題解決の提案、計画立案、医療的な見立てなどを行うことができ、福祉の現場にも導入が進んでいます。

AIの最大の利点は、業務の効率化だと考えます。研修で紹介された事例では、利用者の基本情報や日々の記録を入力することで、AIが個別支援計画を作成してくれるというものでした。これにより、職員は書類作成にかかる時間を減らし、利用者さんとの関わりにより多くの時間を使えるようになります。結果として、利用者の想いをより反映した支援が可能になると感じました。

AIのメリットを考えると、なんて便利なものだろうと感じます。一方で、AIの導入には注意が必要だと考えます。AIに頼りすぎることで、支援者が本来行うべき思考や判断を放棄してしまう可能性があります。AIがあるから記録を取る、AIが考えてくれるから自分は考えない、といった本末転倒な支援にならないよう、「AIを何のために使うのか」という目的を明確にすることが重要です。

研修で紹介された「楽をするわけではなく、愉しむを考える」という言葉のように、業務効率化は職員の負担軽減が目的ではなく、最終的には利用者のためにあるべきだと考えます。AIはあくまでも人間の支援を補助するツールであり、その役割を正しく理解し活用することが求められます。

今回のこの文章も、私の言いたいことをAIに要約してもらいました。AIを使えば文章を書くハードルも下がりますね(笑)