フォーラム・あさみどりを開催しました。

共同生活援助事業所わらび管理者 重松朋博

 5月19日(土)東京第一ホテル錦にて「第17回フォーラム・あさみどり」が開催されました。あさみどりの会・あさみどりの風合同でのグループ催事で、功労者・永年勤続者表彰、後援会総会を執りおこなった後、研修として厚生労働省より野﨑伸一氏と國信綾希氏のお二方をお招きし、講演会と会場参加型の鼎談をおこないました。

 野﨑氏より「地域共生社会の実現に向けて」と題したご講演をいただいた後、國信氏とれいんぼうワークスの田中雅樹所長が加わり、「あさみどりグループとしてのこれから」というテーマで鼎談に進みました。

 野﨑氏の講演で100年後に向けて日本人口が5000万人以下に半減していくことが予測される中、現代の価値観が逆転していくのではという見立ての元、社会福祉の担い手の姿について、スタッフが大半の参加者にもスマホを利用し、質問回答で参加してもらいました。「共生社会に向けて必要なこと、面白いことはドンドンやっていきましょう」というリーダーからの圧力(ポジティブハラスメントと命名)など、今事業所で担っている仕事の負担感や今後担っていく仕事への不安などの本音回答で盛り上がりました。

 血縁家族が被災した輪島出身の田中所長より、正月よりの被災地派遣体験で感じた人のつながり(血縁、地縁、職縁に次ぐ目的つながりなどの4つ目の縁)の大事さと田中所長の「この仕事の魅力は何にでもチャレンジできるクリエイティブさ」という発言に、厚生労働省のお二人にも深く共感いただき、会の幕を閉じました。総合司会を務めながら、これからの福祉の役割や従事する心構えなどについて、大変参考になる研修でした。