みよし市社会福祉法人連絡会の研修を受講してきました

共同生活援助事業所(グループホーム)わらび サービス管理責任者 國澤 宏登

  みよし市社会福祉法人連携会主催の研修「介護技術の基礎を学ぶ」を受講しました。みよし市内の7つの社会福祉法人(障がい分野・高齢分野・社協)を対象に実施され、今回は高齢分野の職員の方が講師となり、車いす操作や移動・移乗などの基本的な介護技術について学ぶ機会となりました。

車いすの操作については、これまで何となく理解しているつもりでいましたが、実際に一つひとつの動作を確認すると、すべてに安全への配慮が求められていることを改めて実感しました。特に印象に残ったのは、介助される側の気持ちを考えた声かけの重要性です。ただ移動を支援するのではなく、「これから動きますね」「段差がありますよ」といった丁寧な声かけを行うことで、不安を軽減し、安心して任せてもらえる関わりにつながることを学びました。

また、身体を痛めない支援方法についての講義では、正しい姿勢と体の使い方の大切さを学びました。腰だけに負担をかけるのではなく、膝を曲げて重心を低くし、体全体を使って支えることで負担を軽減できることを実践を通して理解しました。自分自身の身体を守ることが、結果として長く安全に支援を続けることにつながるのだと感じました。

今回の研修は、同じ市内で働く職員同士が顔を合わせて学ぶ貴重な機会でもありました。今後、介護に関する知識や支援での困りごとがあった際にも、相談や連携が取りやすくなると感じています。

生活介護事業での取り組みと日々の嬉しい変化

障害福祉サービス事業所わらび サービス管理責任者中野悦子

 

 生活介護事業では、始業時と終業時に正規・有期スタッフ合同でミーティングを行っています。終業時のミーティングでは、その日に現場で起こった出来事を共有していますが、毎日のように嬉しい報告が寄せられ、皆で「すごいね」と感激する場面が多くあります。

利用者の方の新たな一面を知ることができるこの時間は、私にとってとても楽しく、貴重なひとときです。

たとえば、

・「○○さんに給食の配膳をお願いしてみたら、私よりも皆さんの座席をしっかり把握していました。」

・「長い間、特定の仕事しか取り組めなかった○○さんが、ついに新しい仕事に挑戦してくれました。」「年末から繰り返し説明していた新しい作業を、年始の仕事始めに『今日から始めます』と伝えたところ、納得してスムーズに取り組んでくれ、正直驚きました。」

・「○○さんが自分から『アート活動がしたい』と言って参加しました。」  「自分から言うなんてすごいね。勇気を出して伝えてくれたのか?」「他の利用者さんが参加しているのを見て、自分も誘ってほしいと思っていたのかもしれないね。」

こうしたエピソードが毎日のように生まれています。

私たちスタッフは、利用者の方の行動や言動、反応から、その日の状態や気持ちを推測しながら関わっています。それぞれが気づいたことや感じたことを共有することで、利用者の方の気持ちや新たな一面、これまで知らなかった可能性に気づくことができます。直接関わっていなかったスタッフにとっても、利用者の方の見方や関わり方が変わったり、他のケースに応用できたりと、視野が広がる機会になっています。

この一年、利用者の方の嬉しい変化が本当にたくさんありました。 これらは、スタッフ一人ひとりの丁寧な関わりと、その積み重ねを皆で共有してきた結果だと思います。

これからも、利用者の方の「すごい!」をたくさん発見し、多くの仲間と共有していけたら嬉しいです。

日中活動報告

生活支援員 加藤晃一

 昨年のお盆明けより日中活動の作業班メンバーやプログラムの見直しを行いました。今回は第2作業室の活動報告をしたいと思います。メンバーは20名。メンバーのニーズにできるだけ答えられるように、内職作業、ウォーキング、体操、アート4つのプログラムを用意し選択してもらえるようにしました。今回、活動内容の見直しや修正をすることで様々な発見がありました。

作業プログラムは、内職作業において、個々のニーズに合わせた自助具を導入し、新たな才能を発掘できました。

ウォーキングプログラムは、毎週月水金曜日の午前に公園を散歩しています。個々のペースが違うのですが、できるだけ自分のペースで歩いていただけるようコースやグルーピングを工夫しています。散歩途中でどんぐりや松ぼっくりを拾い、持ち帰り、アートプログラムで加工するなど季節を感じながら歩いています。

 体操プログラムは、毎週火曜と木曜の午前に活動しています。動画を見ながらのダンスをしたり、ゲーム性を取り入れた魚釣りやボウリングなどを行っています。プログラムの中身は参加する方の様子に合わせて定期的に見直したり、新しい内容を取り入れています。最近は畳でのリラクゼーションが好評です。個々の寝返りやすい方向など、体の特徴を把握できました。

アートプログラムは、毎日の午後に活動しています。利用者の可能性に支援者のアイディアとサポートが加わり、今まで気づかなかった利用者の新たな一面を引き出すことができました。完成した作品を外部の企画に出展したり、施設内の掲示もしています。

各プログラムにはまだ多くの可能性が秘められており、それらを最大限に引き出し、利用者、支援者、家族、地域との繋がりを深めていくことを目指します。

重度訪問介護従業者養成研修(総合課程)を受講しました

サービス提供責任者 近藤竜也

 今回、重度訪問介護従業者養成研修(総合課程)を受講しました。普段はヘルパーとして、主に知的障害者の方の移動支援に携わっていますが、地域で支援を行う中で肢体不自由の身体障害者の方や、精神障害者の方の居宅介護に関わる機会が増えてきています。これまでとは支援の内容や関わり方が大きく異なる場面が増えてきたことから、自分自身のスキルアップのため本研修を受講しました。

 移動支援も一つひとつの咄嗟の判断に責任が伴う大切な支援ですが、重度訪問介護では居宅での生活全体に深く関わることになり、より幅広い視点と専門性が求められます。研修を通して、利用者の日常生活を支えることの重みを改めて認識しました。

 研修では喀痰吸引の基礎知識や注意点、感染予防、緊急時の対応に加え、ベッドから車椅子への体位変換やボディメカニクスについて学びました。実技を交えた内容を通して、利用者の安全を守ることと同時に、支援者自身の身体を守ることの重要性を学び、日々の支援を継続していく上で欠かせない視点であると改めて感じました。

 特に印象に残ったのは脳性麻痺のある利用者であり講師でもある方の講義です。「ヘルパーは対価をもらって仕事をしている以上、プロ意識を持ってほしい」「これは仕事であって奉仕ではない」という言葉は心に残り、普段の自分の関わりを見直すきっかけとなりました。これまで利用者との関係性が深まる中で、自分自身が近くなり過ぎてしまう傾向がありましたが、その関係性を大切にしながらも支援者としての立場とプロ意識を持って関わっていくことの重要性を改めて考えるようになりました。

 今回の研修を通して重度訪問介護は責任の重い支援であると同時に、利用者の生活を支えるやりがいのある仕事であると実感しました。今後は学び続ける姿勢を大切にしながら、利用者に安心してもらえる支援が行えるよう一つひとつの関わりを丁寧に積み重ねていきたいです。

職員研修を行いました!

事務局長 伊吹 緑

昨年12月27日、当法人の評議員でもある野澤和弘氏を講師にお迎えし、職員研修を行いました。                                          

研修では、AIが進化する社会の中で、障害者福祉の仕事が持つ意味について、改めて学ぶ機会となりました。教育・医療・福祉は、人にしか担えないエッセンシャルワーカーの仕事であり、その中でも障害者福祉は特に重要な分野であることが示されました。
 また、「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」という考え方も紹介されました。これは、行動障害や発達障害、医療的ケアが必要な方など、支援が難しいと言われる方々に対しても、深い理解と専門性をもって関わることができる人を指すものです。このお話を伺い、私たちスタッフが目指すべき姿はこれであると強く感じました。

研修で特に心に残ったのは、障害者福祉における「生産性」の考え方です。生産性とは業務の効率ではなく、仕事の魅力や意義を理解したスタッフが関わることで、利用者さんの幸福感が高まることだというお話でした。福祉の仕事は大変さが強調されがちですが、支援の価値を理解する人材を育てていくことが、結果として支援の質を高め、生産性の向上につながると感じました。それは同時に、職員自身がやりがいや誇りを持って働き続けることにもつながる、大切な視点だと思います。

日々の業務の中では、忙しさから、目の前の対応に追われてしまうこともあります。しかし今回の研修を通して、そうしたときこそ、利用者さん一人ひとりの行動や思いを丁寧に受け止め、肯定的に関わり続けることの重要性を改めて実感しました。

居宅介護を通して得たもの

生活支援員・居宅従業者 今津美穂

これまでグループホームで勤務してきましたが、今年度からヘルパーステーションとの兼務となり、現在は主に居宅介護を担当しています。居宅介護と聞くと、「大変そう」「難しそう」という印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。実は私自身も、関わる前は同じように感じていました。

実際の支援内容は、掃除や入浴、調理、洗濯、食事介助など利用者さんによって本当にさまざまです。近年は精神障害のある方の利用も増え、言葉遣いやちょっとした動作一つが、安心にも不安にもつながることを実感しました。これは障害の有無に関係なく、日常の人間関係にも通じる大切な気づきだと思います。

居宅介護は、利用者さんの生活に最も近い場所で支援を行う仕事です。だからこそ、利用者さんや相談員さんと一緒に「その人らしい生活」を考え、少しずつ形にしていく機会があります。居宅介護を通して得られる学びと成長を、これからも大切にしていきたいと感じています。

社会福祉法人の法人監査・指導について

生活支援員・事務員 田中桃子

 11月26日、行政による社会福祉法人の法人監査が実施されました。法人監査は、社会福祉法や関係法令、定款に基づき、法人が適正に運営されているかを確認する大切な機会です。今回は、法人運営全般をはじめ、会計・財務の管理状況、理事会や評議員会といった意思決定の仕組みなど、法人運営の根幹となる部分が確認されました。

監査を通して、法人全体の体制だけでなく、自分自身の日々の業務姿勢を振り返る良い機会となりました。大きな指摘はありませんでしたが、日常的な確認や記録の積み重ねが、法人への信頼につながることをあらためて実感しています。

特に会計・財務面では、契約手続きの透明性や小口現金の管理、鍵や暗証番号の取り扱いなど、事務業務の中で見落としがちな点について多くの助言をいただきました。一見細かなルールであっても、その徹底が不正防止や円滑な監査対応の基本であると感じています。今回学んだことを日々の業務に活かし、より安心できる法人運営に貢献していきたいと思います。

沖縄への訪問研修

                 共同生活援助事業所わらび 施設長 重松朋博

11月11日から13日にかけて、4法人研修の一環として、沖縄への訪問研修に参加しました。本研修は、愛知県の「永美福祉会」「さふらん会」「あさみどりの風」と、沖縄県の「海邦福祉会」の計4つの社会福祉法人が合同で行っているものです。各法人から選出された職員が企画・運営を担い、年間を通じたオンライン研修に加え、11月の沖縄、12月の愛知での相互訪問研修で構成されています。

私は当法人から参加した職員2名と共に、管理者という立場で同行しました。沖縄で目の当たりにした福祉の現場は、驚きの連続でした。見学先は社会福祉法人に限らず、株式会社やNPO法人など経営母体も多様で、知的障害支援のみならず、多岐にわたる分野で先駆的な活動が行われていました。

特に印象的だったのは、海邦福祉会さんが掲げる「愉しむをあたり前の世界に」という理念にあるように、「愉しむ」が見学したすべての場所に息づき、環境として具現化されていた点です。自分の好きな時にお洒落な空間で食事ができる障害の入所施設、木の遊具やボールプールがあり庭に大きな亀がいる障害の生活介護事業所、カフェバーとジムを備えた高齢者サービス、家庭的な雰囲気のホスピス、さらには休学中の大学生を支援するサービスなど、3日間の見学は非常に濃密で充実したものでした。もちろん沖縄の夜も愉しみましたが。

これまで私たちが日々の業務で行ってきた支援は、利用者様が困らないように「見ること」「対応すること」が中心でした。今回の研修を通じ、そこに「利用者様が愉しめているか」という視点が不足していたことを痛感させられました。この刺激的な学びを、今後の支援に活かしていきたいと思います。

グループホームの余暇活動から考える生活という物語

生活支援員 林 健介

グループホームの活動で、朝の喫茶店へモーニングを食べに行きました。その時間を、少し引いた視点から「物語として見ている自分」がいると想像してみます。支援者と利用者が並んで座り、コーヒーの湯気が上がり、店内のざわめきが流れる。その光景を「見る」自分と、その場に「いる」自分が同時に存在しているような感覚です。私たちは生活という物語の登場人物でありながら、その物語をどう語るのかを同時に考えている語り手でもあります。

 利用者さんは普段、支援者が用意した食事を食べられていますが、もちろんそれだけが生活ではありません。たまには喫茶店で過ごすことがありますし、誰にとっても、外に出て「景色を見る」ことも大切な生活の一部です。「行きたくないなら行かない」という選択肢があることも同様です。大切なのは、その人自身の「選ぶ視点」を尊重することだと思います。

 一方で支援者は、安全確保も強く意識しています。突然に利用者さんの所在が分からなくなる事態は避けたい、そうした思いが強くなりすぎると、「外に出ない方が安全だから」と、生活が閉じた物語になってしまう危険があります。多くの利用者さんは支援者の都合を敏感に感じ取っており、必要以上に気を遣わせてしまうのは健全ではありません。もし気を遣わせてしまったなら、「ありがとう」「ごめんなさい」と丁寧に伝えられる支援者でありたいと思います。

 「地域で暮らす」ということは、こちらの姿を地域に開き、理解してもらうことでもあります。合理的配慮は、一方的に求めるものではなく、まず「見てもらうこと」「知ってもらうこと」から始まると感じています。私たちは生活という物語を、地域とともに紡ぎながら、その場をどう見つめていくのかを学んでいるのだと思います。

第3作業室の新しい取り組み ― 発見とこれから ―

生活支援員 深谷彩子

 第3作業室は、お今年の盆明けからの新体制のもと、自主製品の製作と販売に特化した作業室へと変わりました。現在は、クッキーなどの焼き菓子の製造や、刺繍や組紐を使用した雑貨などの製作を行っています。中でも特筆すべきは、製菓部門に4名の新メンバーが参加したことです。

 食品を扱う仕事は、衛生管理がとても重要です。新メンバーはまず「見習い」として、手洗いの方法や作業衣の正しい着用を徹底しながら、製菓に関わる仕事の練習を進めています。中には、日頃から自宅で料理のお手伝いをしている方もおり、「計量が早くて正確」「シール貼りが丁寧」「泡立てが上手」など、それぞれの得意な部分が新たに見えてきました。こうした発見は、これまで職員が担っていた工程を、少しずつメンバーに任せていけるという可能性につながっています。そして12月からは、いよいよ見習いを卒業し、現場で戦力として活躍していただく予定です。新しい方たちの力を活かしながら、皆で自主製品部門をさらに盛り上げていきたいと考えています。また、製品づくりを通して、一人ひとりが成長や自信を感じられる場にしていけたらと思います。

今後は、わらびの自主製品を地域でより多くの方に知っていただけるよう、販売先や設置先を広げていきたいと考えています。地域で販売や設置にご協力いただける方や、ご注文をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひお電話にてお問い合わせください。皆さまとのつながりを励みに、これからも新たな挑戦を続けてまいります。