うどん屋和來~wara~5周年!

生活支援員 牛迫 由梨



 うどん屋和來は、今年で開店五周年を迎えました。これまで支えてくださったお客様への感謝の気持ちを込め、10月6日(月)から10月31日(金)までの期間、周年イベントを開催しました。今回のイベントの柱のひとつが、週替わりワンコイン弁当でした。物価高騰の影響により、昨年までと同じメニューの継続が難しい状況ではありましたが、「ワンコインで提供したい」という思いを大切にしながら新たな内容を検討しました。週替わりメニューは、第一週「いくらのせ月見とろろうどん」、第二週「天津チャーハン」、第三週「ナス天おろしぶっかけうどん」、第四週「ローストビーフ丼」の四種類です。特にローストビーフ丼は、昨年の人気メニューであり、「今年もぜひ提供したい」というスタッフの強い思いから復活した一品でした。また、人気メニュー総選挙も実施しました。店舗で配布したチラシに掲載したQRコードから回答フォームへアクセスし、お好きなメニューや今後食べてみたいメニューにご投票いただく企画です。お客様のお声を直接お聞きすることで、現行メニューの人気傾向を把握し、今後の新メニュー開発に活かしたいと考えています。 5年間営業を続けてきた中で、ご利用いただくお客様は年々増えており、今回の周年イベントも地域の皆様に少しずつ浸透してきている手応えを感じています。これからも、地域に愛される食堂を目指し、利用者の皆様とともに力を合わせて頑張っていきたいと思います。


 



 



地域の祭りから見えてきた新たな挑戦

就労継続支援B型事業所わらび 生活支援員 渡部由夏

 10月、11月は秋祭りの季節で私たちも沢山の祭りに参加をしました。利用者の方の作ったペットボトルキャップホルダーや光るヘアゴム、オリジナルTシャツなど、祭りに合わせた工房商品が新たに加わり人気商品となりました。物価高で、せんべいのサイズ縮小やクッキーの値上げなど厳しい状況もありましたが、和來もダンスや弁当提供などで祭りを盛り上げました。

 最近の祭りに参加して感じたのは活気の低下です。調べてみると、近年、人口減少や高齢化、ライフスタイルの変化により、実際に多くの地域で祭りが減少していることが分かりました。祭りの減少は地域住民の交流や、コミュニティの活性化の阻害、また地域共生の取り組みの衰退につながる可能性があると懸念されています。祭りは単なるイベントではなく、文化の継承や交流の場として、その地域に根づいてきました。もし本当に衰退しているのであれば悲しいことです。

 和來はコロナ禍でテイクアウト弁当専門のうどん屋を始めました。その経験から「うどん屋はうどんだけ」という固定観念をもたず、地域の方の声に耳を傾ける大切さと、情勢を見極める重要性を学ぶことができました。だからこそ、地域の祭りを盛り上げるには、固定観念にとらわれない地域のニーズに合わせた新しい取り組みが必要だと考えています。例えば、特産品を使った商品の開発や、高齢者施設への移動縁日の提供。また、みよし市で力を入れ取り組んでいる「地域生活支援体制整備」のシンボルマーク「ココカラ」とのコラボ商品の開発、事業や制度の情報発信の場となるような多様性のある地域展開を検討しています。

 具体的な内容は決まっていませんが地域に展開をすることで、店舗の中では出来なかった様々なことが可能になると考えています。「共に地域文化をつくる」という法人理念の一節のもと、たとえ地域の祭りが変化していったとしても、地域に根差した「交流」や「情報発信の場」として、祭りのようにワクワク出来る活動をしていきたいと思っています。今後の和來のさらなる活動を是非、応援してください。

「うどん屋 和來~wara~」 4周年を迎えました!

事務局長 伊吹 緑

 みよし市役所前で、イートインうどん屋・テイクアウト弁当の提供をさせていただいている「和來~wara~」は、2024年10月で4周年をむかえました。コロナ禍の厳しい状況下でのオープンでしたが、日々利用してくださるたくさんの皆さまに支えられ、この日を迎えられたことに心より感謝申し上げます。

 和來は、障がいを持つ方が自立し、地域で活躍できる場所を提供することをひとつの目的としております。オープン当初は、予定していたイートインでのお食事が提供できず、お弁当(テイクアウト)のみの販売となりました。他にもコロナ禍でのさまざまな制約があるなかでしたが、「その時できることは何か」を利用者の方とともに考え、様々な取り組みを行ってきました。たとえば、クリスマスのローストビーフ丼、節分の恵方巻きなど、季節のイベントに合わせたお弁当販売・・・。そのようななか、少しずつではありますが、お客様は確実に増えていきました。

 また、利用者の方の得意なことを活かした働きぶりは想定以上で、その活き活きとした姿は、私たちスタッフの働き甲斐へと繋がり、毎日を頑張っていく原動力となっております。今後も利用者の方がより多くの可能性を広げられるよう、取り組んでいきたいと考えておりますので、店内にいらして何かお気づきのことがあれば、ぜひお声がけください。皆様のご来店をお待ちしております。

 次回は和來の今後の展望をお伝えさせていただきます!!

和來メンバーで高齢者施設を訪問しました!

生活支援員 牛迫由梨

 2024年9月23日(月)、和來メンバーでみよし市内にある高齢者施設を訪問しました。和來としては、「地域との交流をより深めていきたい」という思いがあり、店舗営業がない祝日の活動として何か出来ないかを模索していたところ、相談員からの紹介があり、今回の訪問が実現しました。

 訪問が決定したのは実施の1週間ほど前で、その日から披露するダンスの練習が始まりました。新しい曲の練習をするのはとても大変でしたが、営業の合間を縫って何とか形にしようと皆で一生懸命練習に励みました。

 当日は、ダンス4曲を2回披露しました。私自身、1週間という短い練習期間で仕上げたダンスの披露に、「みんな練習通り出来るかな?」「高齢者施設の方々は楽しんでくださるかな?」とやや不安もありましたが、本番で堂々とダンスを披露する和來メンバーの姿に、そのような思いは一気に吹き飛ばされました。圧巻のダンスに、高齢者施設の方々も大いに盛り上がってくださいました。本番のステージでキラキラと輝く和來メンバーの姿を見て、ホッとひと安心するとともに「和來のみんなはスターだな」と改めて感じました。またダンスを披露する場所があれば、和來メンバーで団結して練習に取り組みたいと思います。その時はぜひ皆さんにも、和來のスターたちを見に来てほしいです!