目指せ!相談支援専門員

~相談支援従事者初任者研修を受けて~

露木 理沙

 私は現在、生活介護事業所わらびで生活支援員として働いています。生活介護では作業を主としており、利用者さんがどのように作業したいのかを知ったり、それに向けてどのような取組が出来るのかを皆で考えたり、作業が出来た事を皆で共有する日々にやりがいを感じています。そのような中ですが、頭の片隅には学生の時に目指していた「相談支援専門員をやってみたいな」という想いもありました。

 しかし、「難しそうだし私には出来ないかも」と漠然と考えていると、施設長から「やってみない?」と声をかけていただきました。背中を押され、挑戦してみようという気持ちになり、今年度、相談支援従事者初任者研修を受講しています。研修では座学の他に小グループでの演習もあり、同じグループの中には制度について詳しい方や話し方が丁寧な方など様々な方がいらっしゃり、刺激を受けることがたくさんあります。また、課題のひとつに事例検討がありました。対象の方に聞き取りを行い、課題を作成していく中で学んだことは、相談支援専門員の聴き方や読み取りの力などによって、相談者から出る言葉や仕草などは大きく変わるという事です。私が聴くと答えに困っていたことを、他のスタッフには伝えていたことがあり、改めて関係性づくりの大切さや聴き方についてなど、学ぶことはまだまだ多くあると思いました。

 研修も残り少なくなりましたが、無事に終えることができるように全力で取り組みます。