ごあいさつ

「社会福祉法人あさみどりの風」は、「福祉施策に欠陥があるなら、気が付いたものがやるしかない。その実践の中から生み出された考察が、地域社会の人々とのかかわりの中で声となり力となり、それが施策や政策をよりうごかすものとなる」という糸賀一雄氏の思想の元、障害児と出会った有志の方々が、精力的に動き立ち上げた「社会福祉法人あさみどりの会」から2020年10月1日に分蜂し、事業を開始し始めました。
わらび福祉園は、1982年に「社会福祉法人あさみどりの会」の成人施設第1号として開設され 「“人間の尊厳を実現するために” 人生の華とも言える青春の時期に、縁あって、当園と出会った人の一人ひとりが、その個性と能力を最大限に発揮して、仕事を持ち、自分の暮らしを創り、余暇を楽しんで、幸せな人生を全うできるよう、本人・親・施設(職員)の三者の信頼関係と、地域社会・ボランティアの支援のもとに、真の人間福祉を創り出していく拠点として運営します」と指針を掲げ、運営して参りました。
「社会福祉法人あさみどりの風 わらび」での事業運営となってもその指針は変わらず、人間尊重のもと、一人ひとりの想いにしっかりと寄り添った丁寧なかかわりを目指していきます。そして、基本理念にあるように、わらび内に留まらず、地域の方と共に、たくさんの力と知恵を結集し、「誰もが援け合いのなかで、共にくらし、共にそだちあう地域文化をつくっていきたい」と思いますので、みなさまこれからもよろしくお願いいたします。

理事長
熊谷 かの子